昨日の予選を雨で終えた中国・上海。昨日時点では、翌日はドライか?という見込みであったが、実際としては、1時間ほど前まで振り続けた雨のせいでウェットコンディション。気温22度、路面温度22度、湿度88%、ほぼ無風状態でスタートを迎える。路面が良くなっていくことは、あまり想定できない。
想定されることは、昨日の予選から見られるタイヤ性能差によるMi勢有利な展開。かつ、マッサはエンジン交換ペナルティを受けており、フェラーリはやはり不利な状況は否めない。マッサは、1回ストップは確実だろう。
各車とも、スタンダードウェットでスタートの模様。全車スターティンググリッドを離れ、パレードラップへ。水煙が目立つ。メインストレートは特にである。全車整列。
【第1スティント~2スティント】
各車きれいなスタート。キミがターン1でバリチェッロをかわし、4番手浮上。ミハエルは変わらず6番手。キミはガソリン搭載量が少ないのか、メインストレートでバットンをかわし、3番手浮上。その後ろでは大きな変動はない。マッサは、16番手まで浮上。ドーンボスが緊急ピットイン。琢磨も19番手に浮上している。
アロンソが他車を突き放す中、キミがフィジコに迫る。フィジコはタイヤに熱が入らないのか?アロンソは、3周目時点で既に44秒台に突入。フィジコは、押さえ込む走行か?
バリチェッロのスピードが伸びない中、ミハエルが迫りつつある。ミハエルの後ろにはデ・ラ・ロサも迫っている。3車のタイム差は、1.3秒。
マッサは、TOYOTA2台につかまり、前を伺うことができない。ミハエルサポートは、絶望的か?コンストラクターズ面でも非常に厳しい。
デビッド-ウェバによる11番手争いは、ターン9でウェバが前に出た。デビッドの後ろには、クビサもせまる。スピード-ニックによる8番手争いは、ターン13でニックが前に出た。トーロ・ロッソの調子が良い。
Lap8、ミハエルがバリチェッロをかわし5番手浮上。BSタイヤに良い条件になってきた模様。後方のウィリアムズ(BS)も同様、タイムを上げつつある。ミハエルは、自己ベストを更新しながら、45秒台に突入。
13番手デビッドから17番手ラルフまでの5台は2秒以内の争い。
Lap10終了時点のTop10は、アロンソ、フィジコ、キミ、バットン、ミハエル、バリチェッロ、デ・ラ・ロサ、ニック、スピード、ウェバ。
Lap11、SAF1の2台が危うく同士討ちのシーンが流れる。
Lap12、キミがフィジコをターン14でかわす。ミハエルもバットンをターン14でかわす。P4へアップ。アロンソとの差は25秒。アロンソにとっては、ピットストップ1回分の余裕。マッサも周囲にいた車をなぎ倒し(?)て、13番手まで浮上している。
Lap14、キミがファステスト更新。ミハエルも44秒台に突入。コースコンディションもラインが見え始めた。
Lap15、バットンがピットイン。タイヤの溝が無くなってきた模様。アロンソがターン1でオーバラン、4秒を失う。左フロントタイヤが厳しい状況。
Lap16、キミがピットイン。タイヤ交換はせず!デ・ラ・ロサの後ろP6で戻る。
Lap17、バリチェッロ、デ・ラ・ロサがピットへ。バリチェッロはタイヤ交換せず。デ・ラ・ロサはバットンの前に戻る。バットンは、後ろにいたクビサにかわされる。どうも動きがおかしい。ただ単に重いだけなのか・・・?
Lap19、悲しい映像。ライコネンがスローダウン。そのままコース外へ。何とか今年1勝くらいしてほしいんだけど・・・
フィジコにミハエルが迫る。その差0.6秒。フィジコも圧されて44秒台をたたき出す。
Lap20終了時点のTop10は、アロンソ、フィジコ、ミハエル、ニック、ウェバ、バリチェッロ、クビサ、デ・ラ・ロサ、マッサ、バットン。
Lap21、ミハエルがピットへ。タイヤ交換せず。P3のままコースに戻る。前方視界は抜群。
Lap22、ルノー勢も動く。まずはアロンソから。タイヤ交換あり。フィジコの後ろP2で戻る。ついでに言えば、左近もピットインした模様。クビサが、ファステストラップ、44秒0!やはり速い、この男。
Lap23、フィジコがピットイン、タイヤ交換せず。ミハエルの前、P2で戻る。路面コンディションが大幅に向上している。のきなみ43秒台だ出たと思いきや、クビサは42秒台!かっこよすぎ!
Lap24、クビサがピットイン。ドライタイヤだ!ターン1~2あたりは、全くグリップしていない。ターン8あたりでコースオフするも絶妙のコントロールで戻った。ターン13でも大幅にタイムロス、ドライギャンブルは大失敗だ!クビサはピットに戻る。とまれずに作業員を飛ばしてしまう。交換するタイヤは大幅に使用したスタンダードウェット。
Lap28、アロンソ、ミハエルの差が急速に縮まる。その差7秒。アロンソは47秒台に落ちている。何かトラブルか?1セクターだけで1秒縮まる。フィジコともターン14でテールトゥノーズ状態。1~3位は1秒以内。
Lap29でマッサ、デビッドがピットへ。最終作業完了。ターン14でフィジコがアロンソの前に出た。2人の差は、ピット作業時にタイヤ交換をしたかしないか?とフロントウィング調整。
【2スティント~3スティント】
Lap30終了時点、フィジコ、アロンソ、ミハエル、バリチェッロ、ニック、デ・ラ・ロサ、バットン、ウェバ、マッサ、リウィッツィ。ターン3で、ミハエルはアロンソをかわし、P2浮上。現時点でフィニッシュすれば同点となる。フィジコもパス圏内だ!アロンソはTCSに問題があるのか・・・?
Lap32、フィジコがファステスト。41秒台に突入。アロンソは43秒台。ミハエルは42秒台。
Lap33、ニコがピットイン。ドライタイヤにチェンジ。はまるのか・・・?しかし、車載カメラには雨の映像が・・・どうなるのか、ニコ。セクタータイムを見る限り、成否はどちらとも見える。
Lap34、バットン、マッサ、ウェバがピットへ。バットン、マッサがドライを選択。マッサはフロントウィング調整。
Lap35、アロンソがピットイン、ドライタイヤに交換するも、右リヤタイヤ交換に手間取る。19秒1でコースに戻る。
Lap36、デ・ラ・ロサがピットへ。ドライタイヤにチェンジ。その一方で、ラルフがファステストを更新。BSとしては、悩ましいところだ。
Lap38、アロンソが自己ベスト41秒台をたたき出す。ドライタイヤ効果抜群か?フェラーリクルーが動くが、戻る。
Lap40、ミハエルが動く。ドライタイヤへ。フロントウィングも立てた。ニックもピットイン。
Lap41、フィジコピットへ。ミハエルの前に出たが、フィジコがターン1~2で手間取る間に逆転。ミハエルトップへ!フィジコ首だ!ってフラビオが怒りそう・・・
え~っと、この時点でのTop10は、ミハエル、フィジコ、アロンソ、ニック、バリチェッロ、バットン、デ・ラ・ロサ、デビッド、マッサ、ウェバの順。フィジコは、アロンソに順位を譲ることも検討した方がいいだろう。
Lap43、44、アロンソが39秒台に突入、ファステストを続々と更新。路面はどんどんドライ傾向へ。ドライタイヤ勢力は、39秒台に続々と突入している。
HONDA2台は、5,6位を走行中。P4ニックより0.5秒速い。
残り10周、マッサがターン14でデビッドに仕掛けるも、接触、左フロント、リアサスを壊してリタイヤへ。
現時点Top10は、ミハエル、フィジコ、アロンソ、ニック、バリチェッロ、バットン、デ・ラ・ロサ、デビッド、ウェバ、リウィッツィ。アロンソは、毎ラップファステストを更新、ミハエルはクルージング状態か?
Lap48、メインストレートでアロンソがフィジコをかわし、P2にアップ。トップミハエルとの差は13.7秒。
残り5ラップ、TVカメラが雨を映し出す。各ピットクルーも気にかけだした。
気になる日本関係チームは、既にTOYOTAの2台がリタイヤ。次のレース鈴鹿で、新エンジンに交換可能となった。HONDA2台は、5位、6位を走行中。SAF1の琢磨は14番手、左近が17番手、なんとかフィニッシュまで持ち込めそうだ。
そしてファイナルラップを迎える。観客席は傘の花が満開。各車とも全開走行とは言えない状況。4~6番手争いが激しい。バットンがバリチェッロをかわし、P5へ。最終メインストレート。周回遅れの琢磨がニックを「ジャマ」する形でバットンがかわしていく。P4アップ。そのニックとバリチェッロが交錯、ニック一瞬ストップ。その間をデ・ラ・ロサが駆け抜ける。
こんな動きがある前に、ミハエルはトップチェッカーを受けた。一時、25秒もつけられたアロンソを逆転しての優勝。アロンソは2位になるも、パルクフェルメで憮然としている。
最終順位(Top10)は、ミハエル、アロンソ、フィジコ、バットン、デ・ラ・ロサ、バリチェッロ、ニック、ウェバ、デビッド、リウィッツィとなった。ウィリアムズは、ヨーロッパGP以来の久々のポイントゲット。琢磨は14位、左近は17位で2台完走。
昨日の予選終了時、ルノースタッフに「気の毒な年寄り」呼ばわりされたのが嘘のようだし、中国は苦手と思われたのも嘘のよう。これでアロンソ、ミハエルは同点。予選1-2だったルノーは、悪夢を見ているよう。
ポディウムに上がる前に、アロンソからミハエルに握手を求めに行った。今シーズンを境に去り行く者への敬意か?ポディウム上のルノーの2人は顔面蒼白。引きつりっぱなし。
次の鈴鹿の戦いでは、よほどのことがない限り、チャンピオンシップに決着はつかないが、どちらにしても、同点の両者が優勝することが非常に有力だ。ただ、鈴鹿の天気もあまり芳しくないことも予想されており、今日のように、Mi勢優位となると、ミハエルがまたしてもピンチ、アロンソが優位へとなる。
ファイナルラップでのメインストレートでの事故は審議となった模様。上記順位は、変更となることもあり?
やはり、レース後の「たら・れば」は禁止だけど、アロンソが1回目のピットでタイヤ交換を「しなければ」、2回目のピットでの右リヤ交換が「手間取らなければ」という思いも強い。
残り2戦への思い、モチベーションは、優秀の美を飾りたいミハエルが強いのか、それとも現役最強ミハエルを破った最後のドライバとして名を挙げたいアロンソか・・・来週のスズカが楽しみだし、待ちきれない週末になりそうだ。
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