梅安
梅安といえば、池波正太郎さんの描いたダークサイドヒーロ。鬼平や剣客商売の秋山小兵衛・大治郎親子とは対極にあるような、殺し屋役。カネをもらって力ずくで悪いヤツの命を奪い取る。そんな藤枝梅安を指す。
小説(文庫)は、7作発表されるも、途中で作者が逝去してしまうという不幸があり、途中で終えてしまっている。なんとももったいない話である。
基本的に、池波さんの作品っていうのは「ハードボイルド」作品だと思っている。命を懸けるシーンが、ピストルなのか刀なのかの違い。そういう比較で言うと、ピストルってのは、飛び道具でもあり、ややもすると卑怯な感じがする反面、刀で切り合うというのは、より命の危険性に直面するもので、ドキドキハラハラ感でいえば、時代劇の切りあいの方が、よりハードボイルドのような気がする。
さて、梅安シリーズってのも、TVシリーズ(小林桂樹、渡辺謙)や映画シリーズ(緒形拳)、それから更に昇華して、必殺仕掛人シリーズとして、有名な作品であるが、昨日、岸谷五郎主演で久々にTVドラマ化された。
役柄的には、以前の渡辺謙のイメージが強く残っているため、ちょっと物足りない気がしたけど、だいたい、こういうシリーズもので代替わりするときなってのは、そんなもんだよね。
水戸黄門なんて、黄門さまが代替わりするなんてなると、やっぱ大騒ぎなわけぢゃない?
それにしても、音羽の半右衛門役の藤田まことさん。この人もやはり池波作品が大好きなんだろうね。剣客商売の小兵衛も随分楽しんでやっていたし・・・
でも、不思議なのは、小林桂樹さんがやっていた梅安では、半右衛門役は「中村又五郎」で、当時やっていた剣客商売では、秋山小兵衛役をやはり「中村又五郎」が演じていた。
何か、この2つの役は、因縁があるのかもしれないなぁ・・・
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